人類はついに宇宙で「生命のサイン」を見つけたのか?

NASAの最新観測によって、120光年離れた惑星「K2-18b」で“生命由来かもしれない化学物質”が検出されました。もしこれが本物なら、人類史上最大の発見になるかもしれません――。 #宇宙ニュース #地球外生命体 #NASA #SakuraTimes #K218b

4/21/20251 min read

outer space photography of earth

🌍 人類はついに宇宙で「生命のサイン」を見つけたのか?

🔭 地球から120光年以上離れた惑星に、生命の兆候!?

研究チームが今回調査したのは、しし座の方向にある「K2-18b」という太陽系外惑星。
この惑星は地球から約120~124光年も離れていますが、NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による最新観測で、なんと“地球上では生命によってしか作られない”ような物質が見つかったのです。

🌌 見つかったのはどんな物質?

ケンブリッジ大学を中心とした国際研究チームは、K2-18bの大気中に「ジメチルスルフィド(DMS)」や「ジメチルジスルフィド(DMDS)」を検出しました。
これらは、地球では主に植物プランクトンなどの微生物が生成するガスです。

さらに、メタンや二酸化炭素といった生命活動と深く関わるガスも観測されました。
これらの“バイオシグネチャー”と呼ばれる生命の痕跡が、地球よりもはるかに高濃度で存在しているというのだから驚きです。

🪐 K2-18bってどんな惑星?

K2-18bは、地球の約8.6倍の質量と2.6倍の半径を持つ「スーパーアース」あるいは「ミニネプチューン」と呼ばれるタイプの惑星です。
この星は比較的小さな赤色矮星の周りを回っていて、**液体の水が存在できる“ハビタブルゾーン”**に位置しています。

一部の科学者は、この惑星を「ハイシャン(Hycean)型」—つまり、海に覆われていて、水素を含む大気を持つ惑星ではないかと考えています。

🔬 どうやって見つけたの?

観測方法も興味深いです。
K2-18bが恒星の前を通過するタイミングで、ウェッブ望遠鏡が惑星の大気を通過した光を分析
その光に含まれる“成分”を解析することで、どんなガスがあるのかを判断できるのです。

🧬 本当に生命がいるの?

この発見は非常に魅力的ですが、まだ「決定的」とは言えません。
DMSなどの化学物質は、生物以外のプロセスでも作られる可能性があるからです。
それでも、研究チームのニク・マドゥスーダン教授は「これまでで最も強い生命のサイン。1〜2年以内にはさらに確実な証拠が得られるだろう」と話しています。

🌠 今後どうなるの?

研究チームは引き続きK2-18bの観測を続け、今回の発見が生命活動によるものなのか、それとも別の理由なのかを解明しようとしています。
もし生命の存在が確認されれば、それは人類史上初の快挙
科学だけでなく、哲学、宗教、文化、私たちの世界観そのものに大きな影響を与えるはずです。

✅ まとめ

  • 太陽系外惑星K2-18bで、「生命活動由来の可能性がある化学物質」が検出されました

  • まだ確定ではないものの、これまでで最も有力な“地球外生命の兆候”と言われています

  • 今後1〜2年で、さらなる観測により結論が出る可能性があります